ザラつきを放置しない!スクラブでツルツルボディをキープする
ひじや膝やかかとがなんだかザラザラする。それらを放置してしまうと、どんどんゴワゴワしていきます。ザラつきが積み重なって層を形成していくからです。
そうなると、手ざわりが悪くなるだけではなく、ボディクリームなどを塗ってもいまひとつツルツルになりません。ザラつきに邪魔されて皮膚に届いていないからです。
ツルツルボディをキープするというボディのエイジングケアに使うのはボディスクラブ。ですが、ボディスクラブにも色々あります。エイジングケア向きのボディスクラブと、適切な使い方や頻度を解説します。
ボディのエイジングケアに適しているのはシュガーやオイル入り
スクラブには、「こする」ですとか「磨く」という意味があります。スクラブは顔用と体用とがあり、どちらにもザラつきやゴワつきを除去するための細かな粒状の物が入っています。
どこのメーカーのボディスクラブを使っても、ザラつきやゴワつきの除去は可能です。が、ザラつきやゴワつきを除去するための細かな粒状の物に何を使っているかは、メーカーによりけりです。
どうせなら、エイジングケア向きのボディスクラブを使いましょう。
では、どんな物がエイジングケアに向いているボディスクラブなのかというと、
- シュガースクラブ
- あんずの種子やクルミの殻などの天然由来の物
- オイル入り
上記のように、配合されている『細かな粒状の物』が砂糖や天然由来の物、そして、オイルが配合されている物です。
ボディスクラブは『細かな粒状の物』として塩を配合している物が多いです。塩には引き締め効果があり、加齢とともにたるみが気になってきた部位に使用するのには向いています。
とはいえ、乾燥も気になる30代40代の肌には塩よりもしっとりとボディを磨き上げる砂糖ことシュガースクラブのほうが適しているのです。
また、塩でも砂糖でもその他植物種子等でも、オイルが配合されたボディスクラブは保湿効果に優れていて乾燥しにくいので、オイル入りもオススメです。
わざわざボディスクラブを使わなくても保湿すればいい?
ザラつきやゴワつきに対してわざわざボディスクラブを使わなくても保湿すればいいのでは?なるほど、一理あります。
確かに、保湿するだけでもザラつきやゴワつきがなくなることはあります。しかし、なくならないこともあるのです。
ザラつきやゴワつきの正体は、乾燥、もしくは、古くなった角質細胞。乾燥しているだけなら、ボディローションやボディクリームを塗って保湿することでなくなります。
しかしながら、古くなった角質細胞のせいでザラザラゴワゴワしているなら、保湿するだけではツルツルにもすべすべにもなりません。
古くなった角質細胞とは?
角質細胞とは、層を形成している皮膚の最上層である角質層の細胞のこと。角質層は私達が“肌”と認識している場所です。
角質細胞は新しい物が古い物と入れ替わるようになっています。これを皮膚の新陳代謝、ないし、肌のターンオーバーと言います。
ところが、入れ替わる際にはがれ落ちるはずの古いほうの角質細胞がはがれ落ちずにとどまってしまうことがあります。とどまっているのはすでに役目を終えている細胞ですので、みずみずしさとは真逆のザラザラゴワゴワした手ざわりになります。
役目を終えている細胞ですから、保湿してもうるおいません。それどころか、その下に存在している肌を保湿したいのに邪魔をします。肌の上にタオルを置いてクリームを塗ってもタオルの下の肌に届きませんよね?それと同じことです。
古くなった角質細胞=役目を終えている細胞=除去しても問題なし
ということで、除去しても問題ありませんし、むしろ、除去したほうがきちんと保湿できます。だから、古くなった角質細胞を除去できるアイテムことボディスクラブの出番なのです。
10代20代よりも乾燥しやすくなってきた30代40代の肌を一生懸命保湿してエイジングケアに努めていたつもりが角質にはばまれてケアできていなかった…。などということがないように、ザラつきやすい場所だけでもボディスクラブを使う習慣を!
ザラつきやすい場所に週1程度ボディスクラブを使う
ザラつきやすい場所にボディスクラブを塗ってくるくると優しくマッサージ。これでボディのエイジングケアになります。
では、ザラつきやすい部位はどこかというと、
ザラつきやすい部位
- 膝
- ひじ
- かかと
- ヒップ
これらは、皮脂分泌が少ない部位、もしくは、座っている時・歩いている時・立っている時などにどこかに接触することの多い部位です。皮脂分泌が少ない部位は乾燥しやすいですし、接触が多いと皮膚は固くなりやすく、ザラついていきます。
ザラつきを除去し、ボディローションやボディクリームの浸透を助けましょう。そうすることで、ツルツルすべすべの若々しい肌をキープできます。
すなわち、ボディスクラブでザラつきを除去してボディローションやボディクリームの浸透を助けるというボディのエイジングケアになるのです。
もっとも、ボディスクラブは毎日使わなくて大丈夫です。というか、ボディスクラブを毎日使うのは逆効果です。
毎日毎日ボディスクラブを使っていると役目を終えている角質細胞を除去し切って、その下にある現役の角質細胞まで除去してしまうことになります。現役イコールまだ役目を終えていない細胞ですから、強制的に除去してしまうと皮膚は薄くなります。赤みや痛みが出ることすらあります。
薄く弱々しい皮膚では、せっかくボディクリーム類でケアをしても、なんとなくみずみずしさがありません。顔のエイジングケアにしても体のエイジングケアにしても、健やかさがあってこそです。
ということで、ボディスクラブを使うのは週1回程度で充分。もっと少なく、2週に1回、3週に1回程度でもザラついていなければ大丈夫です。
まとめ
- エイジングケア目的で使うボディスクラブはシュガー・天然由来成分・オイル配合の物が適している
- ザラつきの正体は乾燥or古くなった角質細胞で、乾燥しているだけなら保湿だけでもツルすべになる
- 古くなった角質細胞が原因でザラついているなら保湿だけではなくボディスクラブも必要
- ザラつきをきちんと除去しないと保湿しても肌に届かないのでケアが不充分になる
- 毎日使うのは古くない角質細胞まで除去して逆効果なので週1程度に
ライター名:ユウ