ストレッチポールを使ってボディケア!背中からの視線もOK!

ストレッチポールを知っていますか?購入すれば、自宅で寝る前のちょっとした時間にトレーニングできる円筒状のストレッチ器具です。スマホやパソコンで凝り固まった身体をほぐすのにぴったりのトレーニングはかなり簡単で運動初心者にもおすすめです!

ボディケア2018.12.23

現代日本では、「スマホ首」「ストレートネック」と呼ばれている症状に悩まされている人がかなり多いです。この症状は、日本人の8割が発症してしまっている国民病のことで、頸椎のゆるやかなS字に似たカーブが失われてしまっている状態です。

それを解消するのに、ストレッチポールなるものがいいというウワサなんです。

スマホ首(ストレートネック)とは?現代病の原因は?

原因はスマホ利用やパソコンの使用。猫背になりがちで視線も下に向きがちなため、従来の背骨の位置が変わってしまいます。

頭の重さが頸椎にかかってしまうため、頭痛やめまいを感じる人もいるほどとか……。様々な身体の不調を感じるようになり、肩こり、首こり、目のかすみ、背中が痛い、腰痛もスマホ首の症状です。頭の重さは一説によると体重×10%の重さなので、40kgの人は4kg、50kgの人なら5kg、60kgの人なら6kgが背骨にかかってしまうということで、かなり負担があり重いことがわかります。

では、スマホ首を治療するには整体に通わなくてはいけないのでしょうか。もちろん、整体も大切ですが、家で隙間時間で治療できたり、寝る前にストレッチついでに治療できたらいいように思います。注目はストレッチポールです。

スマホ首の簡単チェック!

まず、自分がスマホ首かどうか、簡単にチェックする方法があります。

  1. 壁に背をつけて立ってみます。
  2. 身体に力を入れず、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが壁にぴったりつきますか?

後頭部や肩甲骨、お尻、かかとがつくのが正しい姿勢です。もし、後頭部がつかない、かかとをつけると無理のある体勢になるのならスマホ首です。首、頭が前に出ている人は無理に壁につけると辛い体勢と感じるはずです。

ストレッチポールを使ってみよう!

ストレッチポールは、長い円筒形のスポンジ状のストレッチ道具です。運動が苦手の人も簡単にストレッチができます。およそ1万円の予算で楽天市場やAmazon.co.jp(アマゾン)で購入ができます。価格としては高いように感じられますが、毎日使えること、整体に行くとしても通わなくてはいけないことを考えると、1万円を最初に払って続けられるストレッチポールは、コスパもそれなりにいいことがわかります。

基本のストレッチポールの使い方は、背骨からお尻の骨の下になるように置いて使います。ストレッチポールを床に置き、その上にバランスを保ちながら背中を乗せて背骨のラインの下にストレッチポールが来るようにします。

簡単なストレッチポールの運動①

ストレッチポールを背骨からお尻の下になるように置いて使います。最初に背中を開いて心地よいストレッチをしてみます。ストレッチポールにあおむけに寝転がります。

  1. ストレッチポールの上に背中、お尻を乗せます。
  2. ひじ、手の甲を床に軽くつけます。(自然に手を開くような感じで、かたかなの「ハ」のように)
  3. 肩の高さまで腕を上げましょう。無理なら胸くらいの高さまででかまいません。

20~40秒、肩、胸の高さに腕を置いているようにします。

簡単なストレッチポールの運動②

①の運動の後は、うでの付け根、肩甲骨周辺を動かしてストレッチをします。

  1. ストレッチポールの上に背中、お尻を乗せます。
  2. ひじ、手の甲は床に軽くつけます。(かたかなの「ハ」のように)
  3. 肩甲骨から大きく腕を回し、床を手のひらで円を描きつつみがくように動かします。

ポイントは、肩甲骨から大きく腕を回すこと。仰向け状態でストレッチポールに乗り、バランスを取りつつ腕を回すので最初は難しいかもしれません。練習すると次第にできるようになってきます。ゆっくりと右、左でそれぞれ5~10回ずつ。同時に左右を動かすのが難しいのなら、右だけ5回、左だけ5回とそれぞれで回しても構いません。

ストレートネックの人は、普段、背中の筋肉を動かしていないこともあり、腕を肩甲骨から回すだけでも心地よい痛みがあります

簡単なストレッチポールの運動③

肩甲骨の筋肉をほぐす運動をします。腹筋も意識しながらゆったりした時間を過ごしましょう。ストレッチポールの上に背中、お尻を乗せるのはそのまま、①、②の運動後に行うのもおすすめです。

  1. 寝転がったまま腕を天井に向けてまっすぐ伸ばします。胸や肩と垂直になるように
  2. 腹筋に力をゆっくり入れ、息を吐きながら15秒キープ

ストレッチポールに仰向けになりつつ腕をまっすぐ伸ばす運動は、普段、運動をしていないとぐらぐらします。そこで腹筋に力を入れてキープできるようにします。15秒お腹に力を入れて垂直、90度を保ちます。腹筋も鍛えることができます。四十肩、五十肩の防止にもなります。

首マッサージの方法も!

ストレッチポールは、基本だと背中からお尻にかけてまっすぐに置いて使うのですが、それを横にして、カーブ部分を首にあたるように使うこともできます。また、ストレッチポールで短いものも販売されているので、首マッサージ専用として短い商品を買う人もいます。

円筒形のカーブ部分が頭と肩の間、ちょうど首部分にあたるようにして、背中を床につけ、ごろごろとストレッチポールを転がして気持ちがいいポイントを探します。

まとめ

ストレッチポールは、現代病のストレートネックを解消してくれるほか、バランスを取りながらストレッチを行えるので、筋トレが嫌いな人のインナーマッスルを鍛える簡単ストレッチとしても活躍します。また、首に置くことで首ストレッチも可能に……。いつもは使っていない背中周り、肩甲骨を無理なく鍛えられます。

ライター名:KIKO