スキンケアと同じくオーラルケアも習慣化!手始めにデンタルフロス

30代40代は、肌のエイジングケアと同じくらいにオーラルケアも習慣化するべきです。なぜなら、歯や歯肉が衰え始める年代だからです。
歯みがきを一日三回食後にするのは大前提として、もう一歩進んだケアをしましょう。歯や歯茎など口の中の健康を維持できなくては、例え若々しい肌をキープできているとしても魅力は半減します。虫歯や歯周病、それに伴う口臭を抱えていては、肌がキレイでも美しい人とは言えませんからね。
肌の手始めに取り入れやすいのがデンタルフロス。糸ようじとも呼ばれているアイテムです。

衰え始めるのは肌や髪の毛だけでなく歯や歯肉も

「お肌の曲がり角」という言葉があります。肌の衰えを実感した年齢という意味です。それまでは何の問題もなくまっすぐに進んでいた肌状態が勝手に曲がり角に入り込んだかのごとく、それまで通りにはいかなくなります。

例えば、

  • 今までと同じ化粧水やクリームでは乾燥を感じる
  • 今までと同じ洗顔料やクレンジングでは肌がつっぱる

など、今まで通りのスキンケアアイテムでは何らかの不都合・不満が生じるということです。

お肌の曲がり角は、自覚症状が出ていなくとも20代でもう訪れると言われています。エイジングケアを始めるべき30代40代は自覚症状が現れるころです。肌のハリや髪の毛のツヤが減ったような気がするなら、歯や歯肉にも曲がり角が訪れています。

とはいえ、歯や歯肉の衰えと肌のエイジングケアには直接の関係はありません。虫歯があったとしても、虫歯ができたせいでシミが濃くなったりシワが深くなったりはしませんよね?

しかしながら、虫歯や歯周病は口臭の原因となります。どんなに若々しい肌でも口臭があったら台無しです。肌のエイジングケアに直接影響を及ぼすわけではなくとも、虫歯や歯周病にならないためのオーラルケアもエイジングケアの一環のつもりでケアしていきましょう。

歯周病を防ぐのはオーラルケアかつ歯と歯肉のエイジングケア

以下の症状がある場合、歯周病の可能性があります。

  • 口臭
  • 歯みがきの際に歯ブラシで歯茎をブラッシングすると出血する
  • 歯肉が赤くなっている
  • 歯肉が痛い
  • 歯が長くなったように見える
  • 起床時の口内がネバネバしている

歯周病とは、文字通り、歯の周囲こと歯肉の病気のことです。歯肉が赤くなったり痛くなったりするのは炎症が起きているせいで、炎症が起きていると出血しやすくなります。

さらに歯周病が進行すると、歯肉の中でも特に歯茎と私達が認識している歯を支えている部分が痩せ細り、本来なら歯茎に覆われている部分が露出して歯が長く見えるようになります。

歯周病が進行すればするほど口臭はきつくなりますから、進行を食い止めなければなりません。そして、歯周病になっていないとしても、加齢で歯と歯肉も“曲がり角”を迎えていると歯周病になりやすくなりますから、歯みがきだけでオーラルケアを終わらせてはいられません。

そこで登場するのがデンタルフロスです。歯をみがくだけでは除去し切れない汚れをデンタルフロスで除去するというオーラルケアによって、歯と歯肉を守るという口の中のエイジングケアが叶います。

デンタルフロスの種類と正しい使い方について

デンタルフロス、別名を糸ようじ。歯と歯のあいだに食べた物が詰まった時に使う“ようじ(楊枝)”の糸バージョンです。

  • 糸巻きタイプ:糸のみ
  • ホルダータイプ:ホルダーに糸が張られている→F字やY字

上記のように、糸だけのタイプと、ホルダーに糸が張られているタイプとがあり、後者にはホルダーがアルファベットのFみたいな形をしている物とYみたいな形をしている物とがあります。

どれを使うにしても、歯と歯のあいだに糸を通し、糸を動かし、汚れをかき出すという使い方をします。ホルダータイプは基本的には使い捨てで、糸巻きタイプは使った部分を切って捨てます。

ほんの少ししか使わなかったとしても糸部分に汚れが付着していますから、使い捨てタイプを洗って繰り返し使うようなことはしないように。汚れから菌が繁殖して、その菌を歯や歯肉にばらまくことになってしまいます。

なお、デンタルフロスを使うのは歯をみがいたあとです。

オーラルケアの手順

①歯みがきをする

②デンタルフロスで歯と歯のあいだの汚れを除去する

③仕上げにうがい

うがいは普通に水でうがいをしてもいいですし、歯周病予防効果のあるデンタルリンスを使っても良いでしょう。

まとめ

  • 30代40代はお肌の曲がり角を自覚する年代であり、歯や歯肉も肌と同じく曲がり角を迎えている
  • 虫歯や歯周病がシミやシワに直接影響することはないが口臭の原因にはなり、美肌でも口臭があると台無し
  • 曲がり角を迎えた歯と歯肉は虫歯や歯周病になりやすいのでオーラルケアが必要
  • デンタルフロスを使うと歯みがきで除去し切れない歯と歯のあいだの汚れを除去できる
  • デンタルフロスで汚れを除去するというオーラルケアが歯と歯肉を守るというエイジングケアにつながっている

 

ライター名:ユウ