30代40代のぷよぷよおなかを鍛えるには普通の腹筋はNG
昔ながらの上体を起こす腹筋に腹部を細くする効果はないとのこと。自転車こぎ筋トレは30代40代でもトライしやすく、下っ腹に効く。足上げ腹筋はキツいがそのぶん効果的。エイジングケア世代は筋トレ1回の回数は少なくてもいいのでコツコツ続けることが目標。
30代40代の女性で腹筋が割れているという人は少数です。割れている人は相当な努力をしているはず。
そもそも、女性は男性よりも皮下脂肪が多いため、腹筋を鍛えてもちょっと鍛えたくらいでは割れません。30代40代と年齢を重ねてぷよぷよなおなかになってからどうにかしようと思い立ったなら、なおさらです。
それから、いわゆる『腹筋』と言われる筋トレは腹部の筋肉を鍛える代名詞と思いきや、あまり鍛えられないことが判明しています。
ぷよぷよおなかを、いわゆる腹筋ではない筋トレ、それも、30代でも40代でもトライしやすい筋トレで少しずつ少しずつしぼっていきましょう。
いわゆる典型的な腹筋はおなかの筋肉を鍛えるのに向いていない
腹筋つまりおなかの筋肉を鍛える筋トレと聞いて思い浮かべるのは、寝転んで頭の後ろで手を組むか胸の前で両腕をクロスさせ、上体を起こしていくというアレですよね。30代40代の女性は、部活や体育の授業で経験した『腹筋』がコレだったという人が多いと思われます。
ところが、この昔から存在している腹部の筋トレは無意味だと判明しました。
上体を起こす『腹筋』で、本当に腹部の脂肪が減ってウエストが細くなるのかどうか、科学的に検証した結果、そのような効果は得られないと結論づけられたのです。
効果を感じていたいなかったはさておき、地道に『腹筋』を続けていた人からしたらショックな話です。ショックな話ではありますが、楽ではないむしろキツい『腹筋』をしなくて済むのだと前向きにとらえましょう。
腹部の筋肉を鍛える方法は何も『腹筋』オンリーではないのです。ということで、エイジングケア世代がするべきは、『腹筋』ではない腹部の筋トレです。
30代40代のぷよぷよおなかを鍛えるなら『自転車こぎ』
エイジングケア世代にオススメの腹部の筋トレは、いわゆる『腹筋』のように上体を起こしません。
自転車こぎ筋トレのやり方
- 仰向けに寝転がる
- 足を上げ、太ももが床に対して垂直になるくらい両膝を曲げる
- 自転車をこぐイメージで右・左・右・左と足を動かしていく
- 片足1回とカウントして50回
- 逆回転させて自転車をこぐイメージで右・左・右・左と膝を引き上げていく
- 片足1回とカウントして50回
エア、つまり、やっているフリということで、エア自転車こぎとも呼ばれている筋トレです。ポイントとしては、自転車をこぐイメージで左右の足を動かす際、かかとで踏み込むようにします。
両腕は体の横に自然な感じで置いてください。できれば、頭を少し上げて下っ腹のほうへ目線をやりながらエア自転車こぎを。頭を上げる際は両手を頭の後ろで組むといいです。
50階がきつかったら30回から始めてみましょう。それもきつかったら20回でも10回でも、とにかく、続けられる回数からスタートすればOKです。
逆回転はやらないよりはやったほうがいいのですが、例えば、通常回転50回で限界だったらやらなくてもいいです。その代わり、慣れてきたらやるようにしましょう。
やってみると、意外なほどに腹部の筋トレになっていることがわかるはずです。それでも、いわゆる『腹筋』50回とくらべたら楽です。
腹部の中でも特にエイジングケア世代が気になる下っ腹に効く筋トレ、かつ、太ももの引き締め効果も得られる一石二鳥な筋トレでもあります。
キツい代わりにぷよぷよおなかに強烈に効く足上げ腹筋
正直な話、自転車こぎ筋トレは、エイジングケア世代にオススメというかエイジングケア世代でもできる筋トレです。最初から50回は無理でも10回にするなど回数を減らせば始められるレベルの腹部の筋トレなんですね。
続いて紹介するのは、自転車こぎよりもキツさがレベルアップする代わりに効果もアップする筋トレです。
足上げ腹筋
- 仰向けに寝転がる
- 両腕を「ハ」の字にするイメージで体の横に置く ※手の平が下向きになるように
- 床に対して垂直になるくらい両足を引き上げる
- 両足をゆっくり下ろしていく
- 床にかかとがつく寸前で止める(ここで1回)
- ふたたび両足を引き上げて③の状態に
- 10回繰り返す
ポイントは、足を引き上げる際にも下ろしていく際にもおなかにきちんと力を込めながらやること。自然に力が入りますし、力を込めないと引き上げるのも下ろして寸止めにするのも難しいはずですが、意識しておなかに力を込めるようにしましょう。
こちらの足上げ腹筋は自転車こぎよりもキツい筋トレです。特に、両足を下ろしていって寸止めにするところがキツいです。10回が無理なら5回、5回が無理なら3回と、回数を減らして全然問題ありません。
エイジングケア世代のぷよぷよおなかは短期間では割れません。10回を三日坊主で終わらせてしまうよりも、3回でも5回でもまずは1週間、その次は2週間、1か月2か月3か月と続けていくのが目標です。
まとめ
- 上体を起こす昔ながらの『腹筋』に腹部の脂肪を減らしたりウエストを細くしたりする効果はないと判明
- 寝転んで自転車をこぐフリをするエア自転車こぎは30代40代でもトライしやすい
- 自転車こぎ筋トレはエイジングケア世代が気になる下っ腹に効く上に太もも引き締め効果もあり
- 足上げ腹筋は自転車こぎよりもキツい代わりにぷよぷよおなかに強烈に効く
- エイジングケア世代の腹部の筋トレは1回あたりの回数が少なくてもいいからコツコツ続けていくのが目標
ライター名:ユウ