エイジングケアは乾燥が原因……?乾燥肌対策に取り入れられるスキンケアブランドのおすすめは?

年齢が高くなることで肌質も変わることってあるのでしょうか。実は、30代、40代になって乾燥肌に悩む人は多く、エイジングケアとして乾燥対策をすることはとても重要です。なぜ乾燥肌に悩むようになるかの理由と、おすすめ化粧品ブランドについて紹介します。

スキンケア2019.02.16

年齢で肌質が変わる?乾燥がエイジングのカギだった!

若い時は平気だったのに、年齢を重ねるにつれて乾燥肌に悩む人がいます。

元々の敏感肌や乾燥肌だと、アトピーなどの原因があり、理由がはっきりしているものの、年齢が高くなってからの乾燥肌は気づきにくいです。

自分は乾燥肌ではないから、20代の頃と同じ化粧品のままなのは大間違い。肌質が年齢によって変わることもあります。

肌のターンオーバーも健康的な20代だと28日だったのが、30代、40代になるともっと日数がかかり、肌もなんだか乾燥するというのはよくある話。よく、「若い時には放っておいてもなんとか潤ってる」説が、30代や40代になると崩れていきます。この状態を「隠れ乾燥肌」と呼びます。

隠れ乾燥肌の症状とは?チェックしてみて!

隠れ乾燥肌の状態は、いくつかあります。心当たりがないかチェックしてみましょう。

  • お風呂に入っていると温かくなってかゆくなる
  • お風呂の入浴後にかゆくなる
  • 特定の洋服を着るとかゆくなり衣類アレルギーではないかと思う
  • 特定のアクセサリーでかゆくなる(金属アレルギーかと思う)
  • 生理周期によって肌がかゆくなる
  • 化粧水をはじいて浸透していかない
  • 暖房や冷房の強い部屋にいることが多い
  • 冬はメイクが粉を拭いて乗らない
  • 夕方になるとメイク崩れがひどい
  • ストレス環境にいる

年齢が高くなると、20代や30代の頃と同じスキンケアをしていていいのかと悩む人も多く、湿疹やアトピーなのではと悩む人もいます。高齢者を中心とした肌調査で、特定の時期、特に秋から冬にかけて肌にかゆみを感じると言われています。

自分は高齢者じゃない!と主張したい気持ちはわかりますが、若い頃とは違う肌のコンディションに気付かないふりをしているだけなのかもしれません。今こそ、スキンケアを見直す時期なのかもしれないのです。

年齢が高い場合の乾燥肌の理由

加齢によって肌の保水能力は衰えます。これは、「生理的老化」と呼ばれて誰にでも訪れます。そして保水機能は肌のたるみ、小じわ、ほうれい線の理由にもなります。そこで、エイジングケアを早めに始めるかどうかで肌の質感が変わってきます。

肌の水分量が減る状態を乾燥肌と定義しているのですが、皮膚の外側の角質層の細胞間脂質、天然保湿因子、皮脂の3つが関係しています。

加齢による乾燥肌の理由①:細胞間脂質のセラミドの減少

細胞間脂質の主成分はセラミドなのですが、加齢によって減るのが必然的です。

細胞間脂質のセラミドは肌のターンオーバーの長さにより、生産量が減ってしまいます。健康的な20代の女性のターンオーバーは28日程度と言われていますが、ターンオーバーは年齢×1.5と言われていて、30歳だと45日間、40歳だと60日間とも言われています。
ターンオーバーが長くなると、セラミド生産量も減り、肌の弾力が減ってしまいます。

加齢による乾燥肌の理由②:天然保湿因子の減少

NMFと呼ばれる天然保湿因子も減少します。肌水分の約18%で、アミノ酸、尿酸、PCAなどから構成されているのですが、ターンオーバーの周期が長くなることで生産量が減ります。

加齢による乾燥肌の理由②:女性ホルモンエストロゲンの減少

更年期を迎えると些細なことにもイライラして、肌の老化にもつながります。女性ホルモンのエストロゲンは、コラーゲンやエラスチンを作り出すはたらきを助けていて、加齢によってエストロゲンが減少すると水分量が減り、しわ、たるみが発生します。肝斑(かんぱん)も女性ホルモンバランスにより発生します。

紫外線によって起こる「光老化」もしみやそばかすの原因ではありますが、女性ホルモンバランスが悪いことで乾燥肌になっていることもあります。

隠れ乾燥におすすめの化粧品は?

隠れ乾燥肌が仕方ないと感じてしまうと、そこでおしまい。年齢が高いのに若々しい人は存在します。年齢を重ねてもエイジングケアも乾燥肌対策も同時にできる化粧品を取り入れて、ポジティブな人生を歩むのが大切。

チェックポイントとしては、

  • 自分に必要な成分(セラミドなど)が配合されているか
  • 使っていて心地よい、効果を感じられるか
  • 女性ホルモン安定のためには香りがいいものを

が挙げられます。化粧水、乳液、クリームがセットになっているトライアルセットが販売されていると、ライン使いでテクスチャーや香り、使用感を確かめることができるのでいいでしょう。できるだけ長期間使ってみて、自分の肌に合っているかを確かめてみます。

オルビスユー トライアルセット

オルビスユーは、インナードライのための保湿化粧品ラインです。30代前後からのストレスなどによるインナードライ対策がコンセプト。
「細胞に近いエイジングケア」として、肌水分力アップや弾力のある肌を目指します。小さい不調を抱える女性のために作られたブランドでは、外部環境やストレス、加齢による肌の変化などのダメージを迎え撃てるような肌をめざし、トライアルセットでは洗顔、化粧水、保湿液の3点セットでライン使いができます。

Ayanasu(アヤナス) DECENCIA(ディセンシア)トライアルセット

敏感肌専門の化粧品ブランド、DECENCIA(ディセンシア)は赤いパッケージが特徴的です。

ほうれい線、目元のしわが目立つ人にエイジングケアとして使ってもらえるトライアルセットは、濃密化粧水、糖化ケア美容液、ハリアップクリームと目もと用のアイクリームがセットになっています。 アットコスメの口コミランキングでは、トライアルセットがスキンケアキット部門で1位を獲得した商品です。

アヤナスで指摘する「糖化」は、肌の色がくすむ、たるみや毛穴が気になる原因となることで、体内にあるたんぱく質と食事による糖が結びついて「AGEs(エージーイー)」と呼ばれる糖化物質が生み出されることが起因。糖化によってコラーゲン繊維が固まるため、重力によってたるんだり、毛穴が目立ってしまいます。

AGEsに働きかける糖化予防の美容液がアヤナスから発売されていて、普段の食生活と並行して行うことでエイジングができるとしています。

POLA(ポーラ) B.Aベーシックセット

エステサロンで有名なポーラ。エイジングケアの第一歩は、公式オンラインストアでのトライアルセットがおすすめです。

もちろん、現品キットやクリスマスコフレもいいのですが、ミニサイズのトライアルセットは公式オンラインストア限定。クレンジングクリーム、ウォッシュ、ローション、ミルク、クリームがライン使いできます。オンラインではサンプルセットももらえるキャンペーンを行っていることもあり、タイミングが合えば最高峰ラインを試すこともできます。

B.Aでは、リサーチセンターを設置し赤ちゃんも持つ肌の誕生因子の「バーシカン」に注目してハリのある肌を目指します。使っていて女性ホルモンを安定させるような香り高い化粧品なのも特徴的で、イランイランやブラックバニラ、ブラックペッパーといった3つの天然香料をふんだんに使っています。

最高峰ラインのB.Aでは、ベストコスメをなんと175冠受賞しているのも特徴的。美容家が推奨する理由を実際に使って確かめることができます。

ライター名:KIKO