正しいエイジングケアを知って体の中から若々しさを蘇らせよう

エイジングケアという言葉が広く使われるようになりましたが、この機会にエイジングケアの本当の意味を理解しておきましょう。

 

日本語に訳すと抗老化もしくは抗加齢という言葉が当てはまるのがエイジングケアです。つまり、年齢を重ねていくごとに体に様々な変化が訪れて、機能が低下してしまうことを防ごうとするものを意味します。魔法でもない限り若返るなんて無理というのがかつての考え方でしたが、今はスキンケアやヘルスケアなども研究が進んで、体の老化を遅らせることが可能となりました。それがエイジングケアなのです。

 

運動でエイジングケア

エイジングケアで体を若々しく保つためには色んな方法があります。すべて取り入れてもいいですし、自分で出来る範囲で始めるのもいいでしょう。あれもこれもとはじめても無理をしたのでは続きません。大切なのは毎日継続させることです。

 

有酸素運動

運動も色々ありますが、有酸素運動はエイジングケアとしてぜひ取り入れたいもののひとつです。生活習慣病を予防する意味でも大切な運動で、体の機能を高めるほかにも体力をつけたり、体を動かすことによる消費エネルギーを増やすことで余分な脂肪を落としたりなど様々なプラス要素があります。しっかりと呼吸をしながら体を動かすので、心肺機能を高めたり、血流やリンパの流れが良くなることで老化の原因のひとつとなる老廃物を体の外に排出しやすくなります。

 

ストレッチ

体と同じぐらい心の健康も大切です。ストレッチをすると年齢を重ねたことで硬くなってしまった筋肉をほぐすことが出来るので体の柔らかさを保つことが出来ます。リラックス効果も高まりますし、テレビを見たり音楽を聴きながら出来るので忙しい毎日の中でも取り入れやすい運動ではないでしょうか。

 

トレーニング

本格的な筋力トレーニングは少し難しいかもしれませんが、筋肉を継続して鍛えることで体の基礎代謝を上げることが出来ます。その結果、体の老廃物を排出しやすい体質改善を目指すことが出来ます。腕立て伏せや腹筋、縄跳びなど手軽に始められそうなものにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

食事でエイジングケア

 

 

毎日バランスのいい食事を続けることもエイジングケアに繋がります。気を付けたいのは塩分や糖分、動物性脂肪の摂り過ぎです。食べ過ぎやお酒の飲みすぎにも気を付けたいところです。これらの不摂生が続くとメタボ体型になったり、糖尿病高血圧、脂質異常症のような生活習慣病の恐れがあるため、食事を見直す必要があります。バランスのいい食事やカロリーオーバーにならないように気を付けていても、やっぱり野菜不足など栄養不足が心配という場合は、サプリメントなどで不足しがちな栄養素を補ってみてはいかがでしょうか。あくまでもサプリは健康補助食品なので、メインは食事から補うようにしてください。

 

水分補給も大事

水分補給は熱中症対策だけではありません。エイジングケアでも心がけたいところです。私たちの体は約6割が水分で出来ています。水分の役割は体の健康を保つために必要な栄養素を運んだり、不要な物を体の外に排出する働きがあります。この体内の水分が加齢とともに減ることが分かっているのです。水分の摂り過ぎはむくみの原因になるので注意が必要ですが、特に喉が渇いていないときでもこまめに水分を取ることがエイジングケアとして大切なことのひとつです。季節や状況、体調によって必要な量も違ってきますからあくまでも目安ですが、一日の摂取量として推奨されているのは1.2リットルです。

 

質のいい睡眠

寝ている間に分泌される成長ホルモンは、新陳代謝を促す作用があるため質のいい睡眠は健康体に欠かせません。成長ホルモンがたくさん分泌されるのは夜の10時から深夜の2時と言われていました。しかし、人によって生活リズムが違いますから、この時間に深い眠りにつくのは不可能という方も多いはずです。

 

結論から言うとゴールデンタイムは人によって違います。正しくは、眠りについてから数えてだいたい3時間の間に成長ホルモンがたくさん分泌されることが分かりました。もう少しかみ砕くと、眠りについてからだいたい1時間30分後ぐらいに一番深い眠りに入り、このときに分泌量はとても増えることが分かっています。

 

だからこそ質のいい睡眠が取れるかどうかが大事なのです。眠りに入ってから数えて3時間がタイムリミットと捉えましょう。この時間にしっかり深い眠りに入るために、睡眠環境を整えます。肌触りのいいシーツや枕カバーに変えたり、香りのいい柔軟剤で寝具カバーを洗ったり、寝室にポプリなどを置くのもひとつの方法です。

 

昼間は少しでもいいので太陽の光を浴びると、質のいい睡眠へ誘うメラトニンがしっかり分泌されるので仕事がお休みの日でも一日一回はベランダや庭に出て太陽の光を浴びましょう。くれぐれも紫外線対策を忘れないようにしてください。

 

まとめ

 

 

エイジングケアの基礎知識を知っておくと、毎日の努力に必ず意味があることが分かります。一日二日で変化は感じられないかもしれませんが、継続していくと必ず「おや?」と自分の体が健康体に近づいていることに気づくときがやってきます。なん十歳も若返ることは不可能でも、老化を遅らせて実年齢より体年齢を若々しく保つことは可能です。

ライター名:さくら