顔のスキンケアの延長で首のスキンケアも始めましょう
年齢が出やすい場所のひとつ、首。どうせ首のエイジング対策をするなら鎖骨下あたりまでケアするデコルテケアをして美しいデコルテに。専用のケア用品を使わずとも普段顔に使っているスキンケアアイテムで充分なので保湿する。また、最初は角質を除去するとより良い。
年齢が出やすい体の部位はひとつではなくいくつかあります。例えば、手。例えば、首。ここでは首のケアについてお話しします。
デコルテという単語を聞いたことはないでしょうか。デコルテ=首。ではなく。首から鎖骨下あたりまでをデコルテと言います。
年齢が出やすい首をケアするというエイジング対策をする際には、首だけで終わらせずに鎖骨下あたりまで一緒に、すなわち、デコルテケアをしましょう。女性は襟ぐりが詰まった服よりも襟ぐりの開いた服でデコルテを見せたほうが美しく見えると言われていますから、どうせ首のエイジング対策をするなら首だけで終わらせるのではなくデコルテケアをしたほうがいいです。
デコルテに塗るのはボディケアアイテム?スキンケアアイテム?
さあ、デコルテケアをしましょうとなったはいいけれども気になるのが、デコルテに塗るのはボディケアアイテムなのかスキンケアアイテムなのかという点です。
首にしても鎖骨周辺にしても、顔か体かと言ったら体ですよね。じゃあ、ボディケアアイテムを塗るべきでしょうか?
ボディケアアイテムを塗ってダメということはないです。ボディクリームやボディローションは全身に塗れる物がほとんどですし、“ボディ”と書いてあっても体にしか塗れないわけではなく基本的には顔にも使えますし。
「デコルテ専用アイテムを使えばいいんじゃないの?」と思った方、その通りです。ネッククリームと言って、首やデコルテのケア用に作られているクリームが存在します。例えば、ボディ用引き締めオイルがベストセラーになっているクラランスや日本最大手化粧品メーカーの資生堂からネッククリームが出ています。
デコルテケアに力を入れたいなら、専用アイテムでのケアが最適。ですが、デコルテも気になるけれど他にもケアしたい部位はあるなら、わざわざ専用アイテムを投入しなくても普段使っているスキンケアアイテムで充分!
普段のスキンケアの延長でデコルテケアするのがもっとも楽な首とその周辺のエイジング対策と言えます。
顔のスキンケアのついでにデコルテケアをすると楽
顔に何も塗らないというエイジングケア世代は少数ですよね。化粧水なりオールインワンジェルなり一通りの基礎化粧品なりを塗っているはずです。
その、化粧水なら化粧水、オールインワンジェルならオールインワンジェルを、顔に塗り終わったあとに首から鎖骨にかけて塗ってください。これだけで立派なデコルテケアになります。
デコルテケアらしいデコルテケアをしてこなかったのであれば、化粧水だけでも塗るようになると格段に差が出るのです。
ただ、化粧水だけですと、蒸発してしまいます。化粧水プラス保湿アイテムが理想的。
ですので、
- 顔に化粧水→デコルテに化粧水
- 顔に乳液→デコルテに乳液
上記のように、顔→デコルテの順でアイテムを重ねていってみてください。
あるいは、化粧水を塗らずに直接保湿アイテムを塗ってもOKです。その場合、
顔に化粧水→顔に乳液→デコルテに乳液
上記のような手順となります。乳液は一例で、保湿効果のある美容液やクリームでも大丈夫です。オールインワンジェルを使っている場合は、顔のあとにデコルテにもオールインワンを塗るということです。
年齢が出ると言われている部位は、人に意外と見られている部位でもあります。手や首は洋服で隠れることもあるものの出ていることのほうが多く、出ていると人に見られることもあるわけで、簡単なケアでいいのでエイジング対策をしておいて損はありません。
デコルテケア初心者には拭き取り化粧水がオススメ
デコルテケアをまったくしないで30代40代を迎えたデコルテケア初心者さんには、スキンケアのついでケアとはまた違う方向のケアを提案します。
その違う方向のケアとは、拭き取りケアです。すなわち、拭き取り化粧水でデコルテを拭き取るというケア。
拭き取り化粧水は、角質ケアができます。この場合の角質とは古くなった角質細胞のことで、本来ははがれ落ちるはずの物です。本来はがれ落ちるはずの古くなった角質細胞を略して角質。
角質がそのままになっていると、
- ザラついてしまう
- 本来の色よりもぼんやりと薄暗い色にくすんでしまう
というデメリットが生じます。
顔の色よりも首の色が暗い場合、顔の紫外線対策をしているのに首の紫外線対策が不十分で日に焼けてしまっていることが多いのですが、角質のせいでくすんでしまっている可能性もあります。特に、デコルテケアをしていなかったエイジングケア世代はその可能性が高いです。
そこで、スキンケアついでのデコルテケアを始める前に、拭き取り化粧水で拭き取るケアを。しておくと、角質に邪魔されることがなくなってケアアイテムの成分が浸透しやすくなり、首の乾燥やシワを軽減させるというエイジング対策になります。
まとめ
- 年齢が出やすい首のエイジング対策をするなら少し範囲を広げて鎖骨周辺までケアしてデコルテを美しく
- デコルテは顔か体かで言ったら体で、専用のクリームも存在するが、普段のスキンケアアイテムで充分
- 普段から顔のスキンケアに使っている化粧水などをデコルテにも使えば立派なデコルテケアになる
- 化粧水だけだと蒸発してしまうので保湿アイテムを重ねるか保湿アイテムのみを顔のついでにデコルテに使う
- 古くなった角質を除去できる拭き取り化粧水を使うとより良いエイジング対策になる
ライター名:ユウ