エイジングケア世代の口臭やステインはマウスウォッシュで予防

どんなに気をつけていてもエイジングケア世代のオーラルケアは歯みがきだけでは完璧とは言えない。マウスウォッシュを使えばデンタルフロスよりも楽にケアできる。マウスウォッシュは液体はみがきタイプではなく洗口液タイプを選ぶ。殺菌効果で口臭予防にもなる。

虫歯や歯周病のリスクは歳を重ねるごとに高まります。どんなに気をつけて歯をみがいていても、30代40代になると歯みがきオンリーではオーラルケアは完璧とは言えなくなります。

オーラルケアが不足すると、虫歯や黄色い歯や口臭といったトラブルが生じることに。これらのトラブルはどんなに美しく若々しい肌をしていてもそれを台無しにしてしまいます。

デンタルフロスを使って歯と歯のあいだの汚れを除去するというオーラルケアもオススメですが、より簡単に虫歯や歯周病を予防できるのがマウスウォッシュ(デンタルウォッシュ)です。

さまざまな部位のエイジングケアを頑張っているとどこかで手を抜きたくなるものです。というか、手を抜けるところで抜かないと続きません。マウスウォッシュを使うことはそういう手を抜けるエイジングケアでもあります。

マウスウォッシュ?デンタルリンス?歯石や口臭を防ぐのは?

さて、マウスウォッシュとデンタルウォッシュの違いはなんでしょう?
正解は、違いなし。マウスウォッシュもデンタルウォッシュも同じ物です。
ただし、マウスウォッシュ=デンタルリンス、でも、洗口液タイプと液体歯みがきタイプとがあります。

洗口液とは?

文字通り、口の中を洗うための液体。液体なので歯と歯のごくわずかなスキマにも入り込むという利点があります。

歯みがきの代わりになる液体というわけではなく、歯みがきと併用される物。ただし、洗口液のあとに水でうがいをする必要はありません

歯をみがいてうがいをしたあと、洗口液で口の中を洗って歯みがきで除去し切れなかった汚れを洗い流すイメージ。ではありますが、歯をみがけない状況で歯みがき代わりに洗口液ですすぐだけでも、何もしないよりは口内の健康を保てます。

液体歯みがきとは?

歯みがき粉を液体化した物。歯みがき粉の液体バージョンなので、使用時にはブラッシング(※この場合、歯ブラシによるブラッシング)が必須です。

使い方は、まず口に含んで軽くすすぎ、それから、何もつけていない歯ブラシでブラッシングします。歯みがき粉を液体化した物ですから、歯みがき粉をつけていない歯ブラシでのブラッシングです。

ということで、歯みがきだけでは虫歯・歯周病・口臭を予防し切れないエイジングケア世代においては、マウスウォッシュはマウスウォッシュでも洗口液タイプを選んでください。そして、歯みがきと併用しましょう。

マウスウォッシュで歯の着色汚れは防げる?防げない?

いくつになっても美しい肌や髪でいたいエイジングケア世代は、肌や髪やネイルなどのケアを頑張っている世代でもあります。ところで、肌や髪をチェックするのと同様に歯の色もチェックしていますか?

エイジングケア世代が見落としがちなのが、歯の着色汚れです。着色汚れ、別名「ステイン」。

ステインとは?

特に知られているのは、コーヒー・紅茶・緑茶・カレー・チョコレートが原因になるという点。ですが、コーヒーなどの色素が歯の表面にくっついて汚れるわけではありません

コーヒーなどに含まれているポリフェノール、つまり、色や苦みのもととなっている成分が歯の表面に存在する唾液成分と結合することでステイン(着色汚れ)になります

ステインは水で口をすすぐ程度では落ちません。また、普通に歯をみがいただけでは残りやすく、徐々に徐々に蓄積していきます。そして、気づいた時には本来の歯の色よりも黄色っぽく汚れて見えるようになっているのです。

ポリフェノールが原因なので、お茶類のみならず、リンゴやブドウやバナナなどフルーツ類もステインの原因になりえます。

普通にみがいただけでは残りやすいステインも、マウスウォッシュで予防可能!ただ、マウスウォッシュの中でも商品名や商品説明の中に「ホワイトニング」と記載されている物でないとステイン予防はできません。

口臭予防に優れているマウスウォッシュを普段使いしつつ、ステインの原因になる物を食べたり飲んだりしたあとはホワイトニング効果のあるマウスウォッシュを使うと良いでしょう。

マウスウォッシュとデンタルフロスはどっちがいい?

歯をみがいただけでは除去できない汚れを除去できるのがマウスウォッシュの強みです。ですが、それを言うなら、デンタルフロスも同じ強みを持っています。

デンタルフロスよりもマウスウォッシュのほうが楽々除去できますが、他にマウスウォッシュのほうが勝っている点はあるのでしょうか。

  • コストは?→糸巻きタイプのデンタルフロスであればマウスウォッシュより安上がり
  • 効果は?→デンタルフロスでは殺菌やホワイトニング効果は得られない
  • 口臭改善度は?→殺菌効果を持つマウスウォッシュのほうが口臭予防につながる

ということで、コスト面では分が悪いものの、それとて、ものすごくコスパが悪いということではありません。

何より、エイジングケア世代のオーラルケアに必要な殺菌効果についてはマウスウォッシュに軍配が上がります。そして、殺菌効果があるからこそ口臭予防につながるわけで、口の中のエイジング対策の第一歩目として歯みがき後のマウスウォッシュを習慣づけてみてください。

楽々、ではなく、重点的に口の中のエイジング対策をしたい場合は、歯みがき+デンタルフロス+マウスウォッシュの3ステップにするといいですよ。

まとめ

  • どんなに気をつけてみがいていても30代40代は歯みがきだけではオーラルケアは完璧と言えなくなる
  • 歯みがき後にマウスウォッシュを使えば楽々とオーラルケアできる
  • 歯みがき後に使うこと前提の場合は液体歯みがきではなく洗口液タイプを選ぶ
  • マウスウォッシュは虫歯・歯周病・口臭予防だけでなく歯の着色汚れも予防できる
  • マウスウォッシュにはエイジングケア世代のオーラルケアに必要な殺菌効果があるのが強み

ライター名:ユウ