今更聞けない…化粧水は手で?コットンで?エイジングケアの正解は?

肌の水分量は加齢とともに減っていきます。肌に水分補給させるスキンケアアイテムと言えば、そう、化粧水。クレンジングや洗顔後に行うスキンケアの第一歩目です。
ところで、化粧水は手でつける派ですか?コットンを使う派ですか?
そもそも、手でつけるのとコットンでつけるのとはどちらが正解なのか。何より、エイジングケア的にはどちらが正解なのか。それぞれ解説します。

スキンケア2018.10.09

手でつけるのもコットンでつけるのもどちらにもメリットはある

手とコットン、どちらが正解なのかを解説する前に。手で化粧水をつけるメリット、コットンで化粧水をつけるメリット、それぞれについて説明します。

手で化粧水をつけるメリット

  • コットンより多少摩擦が起きにくい
  • 摩擦が起きにくいぶんニキビなど肌荒れが起きていても負担をかけにくい
  • 小鼻の横や目尻などの細かい部分・皮膚の薄い部分にも負担をあまりかけずに上手につけられる
  • 重ねづけしやすい

 

コットンで化粧水をつけるメリット

  • コットンに化粧水が吸われているようでそこまで吸われていないので実は無駄がない
  • こぼれることなく顔全体にまんべんなくつけられる
  • 化粧水1回あたりの適量を使えているかがわかりやすい
  • コットンは使い捨てなので衛生的

 

このように、手でつけるにしてもコットンでつけるにしてもメリットはあります。では、エイジング対策については置いておいて、どちらが正解なのでしょうか?

メーカーによって、コットンを使うことを推奨している物があれば、手でつけることを推奨している物もあり、コットンを推奨しているならコットンを使うことが正解となります。その逆も然りで、手でつけることを推奨している物なら手でつけることが正解です。

どちらも特に推奨していないなら?

そういう場合、正解はありません。というか、どちらも正解たりえます。好きなほうで構わないということです。

ただし、その場合、手でつけるにしてもコットンを使うにしても注意してほしい点があります。

手を使うにしてもコットンを使うにしても注意点がある

コットンを使ってください手を使ってくださいというルールが存在していない化粧水を使う場合は、コットンを使っても手を使ってもどちらも正解となります。が、どちらにしても注意してほしいのが以下の事柄です。

手もしくはコットンで化粧水をつける際の注意点

  • 力を加え過ぎると結局摩擦になる
  • 過剰なパッティングはエイジングケアではない
  • 何度も何度も塗り込めばいいというものでもない

手でつけるにしてもコットンでつけるにしても、何が駄目って、摩擦なんです。

摩擦によって肌に負担がかかり、肌に負担がかかると肌の健やかさが失われ、美肌になってそれをキープすることで若々しくあることを目指しているのにもかかわらず美肌ではなくなってしまいます。

同じ理由で、何度も何度もパッティングするのは摩擦を自ら発生させているのに等しく、エイジング対策どころかダメージが蓄積されて実年齢よりも高い肌年齢になりかねません。

それと、回数。コップに水道水を注いで蛇口をそのままにしていたら水はあふれますよね。規定量以上を注いでもあふれるだけ。塗れば塗るほど肌の水分量がアップするわけではなく、老け込むようなことはないもののエイジング対策にもなりません。何度も何度も塗るのは無意味です。

ということで、化粧水は規定量を一度使う、もしくは、化粧水を塗ったのに乾燥を感じる部分、例えば頬などにもう一度重ねづけするくらいにとどめましょう。

エイジングケアでは「手」に軍配が上がる!その理由とは?

それでは、手とコットン、エイジング対策としてはどちらが正解なのかについて。どちらかと言えば、手のほうに軍配が上がります

というのも、物理的な刺激に弱い肌の人はコットンだとどんなに気をつけていても負担になってしまうというのが、まずひとつ。

既述の通り、摩擦は駄目!少しでも摩擦の起きにくいほうを、ということになると、手のほうが有利です。なおかつ、目尻やほうれい線などシワが出やすい・深くなりやすい部分に化粧水をつけるのはコットンよりも指先のほうが楽です。

楽々つけることができれば、つけそこねてエイジングケアを頑張ったつもりがあまり結果に反映されないというようなこともなくなります。

ただ、思い出してほしいのが、

 

・化粧水1回あたりの適量を使えているかがわかりやすい

 

という、コットンのメリット。

よく言われるのは500円玉大くらいの量ですね。コットンだと化粧水の適量を使えているかがハッキリします。

少し多いくらいなら問題ないのですが、少なくなってしまうのは大問題。高い化粧水をケチケチ使うよりも安い化粧水をケチらずに使ったほうが肌の調子が良いと言われるのは、1回あたりの適量を下まわらないからです。

エイジング対策としては手のほうが良いとはいえ、適量を下まわってしまったらなんにもならないということを忘れないでください。

まとめ

  • 化粧水は手でつけるにしてもコットンでつけるにしてもメリットがそれぞれにある
  • メーカーによっては手でつけてくださいコットンでつけてくださいと正解を設けている
  • 正解が設けられていない化粧水はどちらでもOK
  • エイジング対策としては摩擦が起きにくくて負担になりにくい手のほうが正解
  • 手を使っても一回あたりの適量を下まわってしまうとエイジングケアにならないので注意

 

ライター名:ユウ